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国分寺を代表するラーメンの百名店、中華そば ムタヒロ 新たな限定メニューはまさかの鹿?もみじの雲呑中華そばを食べてみた
国分寺と言えばムタヒロ、ムタヒロと言えば国分寺
と、まるで合い言葉の様に語られる中華そばムタヒロ
お膝元である国分寺は勿論、錦糸町や大阪にまで支店を広げ
さらには串揚げ、おでんと業種すらも拡大する同店ですが、
先日ツイッターを見ていたところ、なにやら新しい限定ラーメンを始めている模様
しかもその限定、到底ラーメンに使用するものとは考えられない
「ジビエ」なラーメンに仕上がっているのだとか。
今年がいのしし年だけに、ジビエなラーメンを提供するお店の情報は時折目にしましたが
これまた、かつて無いジビエラーメンになりそうな予感
※ 余談ですが私、猪や馬、鹿など、ジビエ料理大好き
という訳で、噂の新メニューを求め、国分寺駅南口へ
串揚げ、おでん、と並ぶ一大ムタヒロ王国
その一番奥側にお店を構える、ムタヒロの総本店
中華そばムタヒロを訪れてみるものとなりました。
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国分寺を代表する食べログ百名店、中華そばムタヒロ本店 2月の限定は「鹿」!?
食べログ百名店にもエントリーされる、国分寺の顔とも言うべきラーメン店
中華そばムタヒロ
同店と同じく、国分寺駅前(こちらは北口ですが)にお店を構える
鶏そばムタヒロ共々、系列のお店が2店も百名店にエントリーされてしまう、その実力は今更説明も不要なほど。
とは思ったのですが、本ブログで中華そばムタヒロを紹介するのは、これが初でしたので
ひとまずレギュラーメニューだけでもザザッとご紹介していきましょう。
同店の看板メニューとなるのは
「中華そば」の名前通り、煮干しが気高く香る煮干しそば
同ラーメンをベースにしたつけ麺や
期間限定のラーメン、月替わりの限定なども提供されており、
ベースこそ煮干しでありながら、様々な味わいを楽しむことが可能となっております
また今月は、同煮干しそばの「辛いやつ」も限定に加わっており
これも寒冷前線押し寄せる中では、是非味わってみたい一食
しかし、今日の目的はあくまでジビエ
心揺さぶられる寒さに相対しながらも、目指す先はこちら
・もみじの塩雲呑中華そば
・ジビニボ味噌ラーメン
なる2食となります
まず、塩雲呑に名付けられている「もみじ」ですが、これが指すのは鹿肉のこと
鹿の足跡の形が、紅葉の葉っぱに似ていることから、
鹿肉 = もみじ といった呼び名が一般化したものとなります
さて問題は、この鹿肉を一体どのようにラーメンへと生かしているのか?
説明書きによると、こちらの端麗塩スープ、鶏ではなく「鹿骨」100%のスープなんだとか
そんなスープに、能登の塩、春よ恋全粒粉の細麺を合わせ
さらには、鹿肉を使った雲呑をトッピングに加えた一杯とのこと
そしてお隣、もう一つのジビエラーメンは
動物スープに煮干しを加えた、いわゆるダブルスープ
更にそこへ花椒を中心に多数スパイスを加えた味噌ラーメン
どちらも個性あふれる尖った一杯であることは間違いなし
問題はこの両者、一体どちらを選ぶべきなのか・・・
・・・両方食べりゃ良いじゃないか!!
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ラーメンに意外すぎる食材、鹿を使った異色メニュー もみじの雲呑中華そばを食べてみた
よし、両方とも食べてしまえ!
と心に誓いを立てたものの、さすがの私も店内連食は堪えるお年頃
まず今日のところは塩雲呑
後日改めて裁縫した暁には、今度こそジビニボ味噌を頂いてみることに
という訳で、券売機前で悩み抜いた末、もみじの塩雲呑を購入し席の方へ
この日の訪問時刻は、ランチ営業終了間近に迫った14時過ぎ
さすがに昼真っ只中の混雑はナリを潜め、先客は1名
私の訪問後に訪れた後客も1名となり、落ち着いた時間帯にてランチを頂くことに
注文から待つこと7~8分
少し遅めの時間ながら、こちらが本日のランチ
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中華そばムタヒロで頂く
「もみじの塩雲呑中華そば」となります
まず目を引くのが、透き通るように端麗でクリアな塩スープ
これがジビエ(鹿骨)で取った出汁であることを微塵も感じさせない、まるで魚介出汁のような透明感を生み出しております
その上に浮かぶトッピングには、ネギ、メンマ、チャーシュー
そして問題の「鹿肉」を使用したという雲呑となります
それでは早速スープから
クリアに透き通った見た目通り、淡麗な味わいながら、獣骨らしい旨味がじんわり
これが「鹿骨」だと言われなければ、その差に気づかないほど、鶏出汁に近い柔らかな味わいです
この出汁を支えるのも、また塩であるため、重さは感じずスープの旨味がダイレクトに染み渡ります
一口、二口・・と飲み進めれば、確かに鶏とは異なる風味を感じますが、それであっても自然な形状でラーメンとして仕上がりを見せています。
そんなスープと頂く麺の方は、
同ジビエラーメンに合わせての特徴でしょうか
全粒粉の細麺が使用されております
つるっとした喉越しに、柔らかな食感が特徴的
全粒粉と言うから、固めの食感を想像していただけに意外なほどの柔らかさですが、それでいながら小麦の風味もふんわり感じます
スルッと入ってくるのど越しが心地よく、あっさりした端麗スープを上手に口の中へ運んでいきますね。
続いてトッピングですが、いきなり雲呑に向かう勇気も無く、まずはチャーシューから
こちらは豚肩を使用したチャーシューで、鹿ではないとのこと
せっかくなら、ここでも鹿を味わいたく思うのですが、チャーシューサイズとなると、値段も張ってしまうんでしょう
という訳でレアな仕上がりのチャーシューを頂いてみるのですが・・
これがしっかり美味い!!
チャーシューそのものはレアな柔らか仕上がりなのですが、ここに乗ったおろし生姜
これとチャーシュー、そしてジビエスープとの絡みが奥深い味わいを生み出しています
ネギや針生姜と共に頂いても、また違う味わいながら、肉の甘みと薬味の爽快な辛みが合わさり、どれも面白い組み合わせに
そしていよいよ、避けて通れない関門となるのがこちら
鹿肉の雲呑となります
もちろんこれまでに、幾度ともみじ(鹿肉)を味わってきましたが、その調理法は大抵がロースト
筋肉質な鹿の肉を低温でじんわり火を通し、筋肉質な歯ごたえと、レアな火入れだから味わえる柔らかな口当たり
といった食べ方が、鹿肉の定石ともいえる調理法
対し、こちらは見ての通り雲呑
ローストが定番である鹿肉を、挽肉にし、更には皮で包み茹でた調理が、どんな味わいになるのでしょうか?
早速一口いってみると、まずはつるっともちっとした雲呑の皮がお出迎え
喉越しよく飛び込んできた雲呑を噛みしめると、中から餡が登場
これを味わってみると・・・意外なほど、普通にお肉w
鹿肉を餡へと使うに際し、生姜を始めとした香味野菜を混ぜ合わせているからか、野性味漂う香りは一切無し
むしろ、豚や鶏と比べても遜色ないというか、違いが分からないほど、普通に挽肉
その分、せっかく鹿肉を使用している・・・というアドバンテージが感じられないのは、個人的にちょっと残念
ジビエ好きとしては、あの特有の野性味あふれる味わいを残しつつ、ラーメンに加わる香辛料らとの組み合わせで、香りを消すのではなく、生かす食べ方を味わってみたく思いました
ただ、好き嫌いが激しく分かれる食材だけに、万人に食べやすく仕上げているこの調理法も、一つの正解なのかもしれません
とは言え、そこまで無理して鹿を使ったラーメンを出す理由があるか?
と聞かれれば、今年が鹿年だというならまだしも、これまた謎ですが…(笑)
いずれにせよ、ジビエ特有の臭みを一切感じること無く
それでいて淡麗な味わいにきっちりまとめ上げられた一杯、美味しく頂きました
次回は今回諦めたもう一杯「ジビニボ味噌ラーメン」を必ず頂きたいと思います。
中華そば ムタヒロ 1号店
■ ちゅうかそば むたひろ いちごうてん
■ 住所:東京都国分寺市南町3-15-9 寿コーポB号 1F
■ 営業時間:11:30~15:00 / 18:00〜23:00
■ 定休日:無休
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