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これぞ元祖、東京ラーメン!? 春木屋 荻窪本店を初訪問、30分の長蛇の列の末に頂く中華そばは果たして・・・?
1月の連休中日のこと
なんかごちゃごちゃ連休を楽しんでいる家族を家に残し、私はと言うと・・・
国分寺から電車で10数分、荻窪の駅へ
せっかくの休日という事で、長らく宿題に掲げておきながら手を付けられずにいた、中央線沿線の有名ラーメン店を訪れよう!
といった謎の目標を立て、午前中から気合いを入れての行動を開始
さて、荻窪の駅を降りたった時点で、時刻は11時少し前
開店時刻に間に合わせるべく、向かったお店はこちら
春木屋 荻窪本店となります
という訳で、本日のランチは、ここ荻窪の春木屋よりお届けしてみます。
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JR荻窪駅から徒歩3分 開店直後ながら30分待ちの超老舗、春木屋 荻窪本店を初訪問春木屋 荻窪本店
本日ランチに向かった、春木屋 荻窪本店と言えば、ラーメン通ならずとも知る超有名店
創業は1949年(昭和24年)ということだから、今年で丸70年を迎える、東京ラーメンの元祖ともいうべき、老舗中の老舗として語られる名店となります。
歴史の長さが美味さ、評判に比例する・・・
とは思いませんし、元祖と言われる時代のラーメンと、現代のラーメンとでは、設計からしてまるで別物とも言える食べ物
それだけに「昔懐かしい」系に分類されるラーメンには、懐疑的な部分も少なからずあるのですが
それらをも踏まえた上で、ここ「春木屋 荻窪本店」の中華そばについては、老若男女数多くのファンがいるとのこと。
実際、この日も私がお店に到着したのは、開店からわずか3分後
その時間でありながら、店内は既に満席、店の前には20人を超える列が出来上がっております
いくら三連休の中日とは言え、日曜の11時で20人超の列を作る人気店
と聞けば、昔ながらの・・・に分類されようとも、気になってしまう訳で
普段はラーメン店の列に並ぶこと無い私も、この日ばかりは
「噂に名高い春木屋 荻窪本店を味わってみたい」と、列の最後尾へ並ぶことに。
20名を超える長蛇の列が出来てはいるものの、お店のオペレーションは良い意味で近代的
入店直前のお客さんには、一足先にメニューを私ながら注文も確認
入店後に追加注文が無ければ、店内に入ってしばらく・・・で、注文の品が提供される様です
オペレーションと同じく、お客さんの回転も早いようで、列に並んでから数分でお客さんが退店
このペースなら、20分ちょっと並んでいれば入店を迎えられそうです
そんな様子を眺め、スマホをいじりながら待つこと20数分
ようやく入店の直前となり、ここで初めてメニューに目を通して見ると
お店の看板となる商品はもちろん、中華そば
そのお値段は・・・850円か
昔ながらの~を謳っているお店にしては、わりと強気な値段設定だな
と思いつつ、他のメニューにも目を向けてみると
・わんたん麺 ・・ 1250円
・ちゃーしゅー麺 ・・ 1350円
(各メニュー共に、大盛りは+150円)
と、これは強気どころか勝負を掛けているかの如き値段設定
更には、冬季限定となる
こちらの「みそ中華そば」、そのお値段は1050円
(こちらは大盛りだと+200円)
醤油と味噌とで200円の値段差がある事にも謎ですが、なによりチャーシューとワンタンの値段
原材料の高騰している昨今、1000円を越えるラーメンも決して珍しくはありません
が、それもMENSHOらの様に、こだわりのある素材を使ってこその結果
対し、見るからに「昔ながらのラーメン」を彷彿とさせる、ここ春木屋 荻窪本店のラーメンが、果たして1000円越えするだけの素材を使用した一杯なのか?
と考えてしまうと・・・まあひとまずは食べてみるのが先決ですね。
ちなみにトッピングの方はこんな感じ
ラーメン類の値段から比べると、こちらは至って普通
となると、やはりスープや麺の原材料に、こだわりある結果のお値段ということでしょうか??
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30分待って頂く中華そばにはひとまず満足するも・・・その値段設定には、さすがに疑問も
入店までに並ぶこと20数分
店内に入り、カウンター席へ掛けてから待つこと5分
お店の前に着いてからで換算すると、約30分が経過したところで本日のランチが到着
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こちらが、春木屋 荻窪本店の「中華そば」となります
普段の私であれば、初見とは言えラーメンを頼むのであれば
・チャーシュー麺
・ワンタン麺
を迷わず選ぶものの、前述した通りそのお値段は、どちらも余裕の1000円越え
その値段を見て、流石に躊躇してしまい、結果シンプルかつ王道とも言える「中華そば」をオーダーする事に
(それでもお値段、850円ですが)
さて、こちらデフォの中華そば
見る限り、昔ながらのラーメンを思わせるシンプルな設計
トッピングも薄切りのチャーシュー一枚、一般的な海苔を更に半分にカットしたものが1枚
そしてメンマとネギになっており、これまた昔ながら感を彷彿とさせています
しかし、そのお値段は昔ながら・・・が到底およばない価格
その値段を払い、30分以上待つだけの魅力ある一杯なのか?
それを確認すべく、まずはスープから
鶏に豚、そして煮干がしっかり香る淡麗のスープ
そこに加わる醤油もコクがありながら尖った感はなく、昔ながらの東京ラーメンらしい優しい味わい
そして特徴的なのが、たっぷりのラードでしょうか
これがスープ一面にしっかりとした幕を張っており、見た目では伝わらないものの、スープを冷まさずアツアツをキープ
淡麗な味わいでありながら、しっかりとした旨味を感じさせるのも、このラードによる部分が大きい様です
続いて麺の方は
モチモチした食感が特徴的な縮れ麺
スープをしっかりすくい上げており、バランスも申し分なし
ツルッとした喉ごしが心地よく、このスープにしてこの麺なら、確かに飽きを感じることは無さそうです
そして、このラーメンのトッピングとなるのが
こちらのチャーシューと海苔、そしてメンマ
どれも決して強い個性は出しておらず、良く言えば昔ながら
言葉を選ばず言うのなら、激しく進化している昨今のラーメンとは違う方角に向いている中華そば、とも言えます。
どれも素材にこだわり、相応に美味しいと感じられる反面
この一杯を850円、チャーシュー、ワンタンを加えると千数百円と言われると・・・
どうしても他店との比較し、そろばんを弾いてしまう私がいます
しかも、このラーメンを頂くために30分もの待ち時間を経てまで・・・となれば尚更
これはこれで「完成されたラーメン」の形なのかも知れませんし、飽きを感じさせない味わいだけにファンが付くのも分るところ
ただ、ここを訪れるファンというのは、ラーメンが好きかどうかではなく
「春木屋 荻窪本店」が好きかどうか、そういう事なのかも知れません
数多くのラーメンを食べ歩いている方からすれば
・値段
・トッピング
・個性
などの面に、連日行列を成す程の人気店であることが疑問にも思えそうです
しかし、ここ春木屋 荻窪本店に列を成すお客さんの多くは、他店との食べくらべでは無く
「春木屋 荻窪本店の中華そばが食べたい」
その一心で列に並び、この金額に正当性を感じているという事なのでしょう
むしろ、そこまで支持されるだけのブランドを作り上げ
それが今に至るまで引き継がれていること自体が、春木屋 荻窪本店の持つ最大の魅力とも言えそうです。
ちなみに、帰り際に入り口前のドアを見てみると
お持ち帰り用の中華そばを発見
こちらは2食で650円とのこと
店内で頂くラーメンに比べると、これは随分安い(笑)
そして、駅に向かう途中
春木屋隣のトンカツ屋さんを覗いてみると
「骨付きロースカツ」なるエラいものを発見!!
・・・次はこっち来よう(笑)
春木屋 荻窪本店
■ はるきや おぎくぼほんてん
■ 住所:東京都杉並区上荻1-4-6
■ 営業時間:11:00~21:00
■ 定休日:火曜日
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