浅草が誇るもう一つの名物、くじら屋こと捕鯨船を初訪問! 名物「くじらの刺身」は当然ながら、煮込みの美味さも格別!!

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仕事関係の仲間らと年に一回開催している新年会

会場は毎年恒例、浅草となるのですが、今年は新年会ながら開催日は2月(笑)

 

インフルエンザや胃腸炎やら、様々な病気が蔓延し、新年とは到底言えない空気感に包まれつつも

「旧正月なら、今から新年でも良いじゃ無いか」

と言わんばかりに、新年会へと向かうべく降り立った、浅草。

 

しかし、新年会の開始時刻は18:30

対し、今の時点での時刻は17時少し前と、1時間程の猶予が

この1時間を使い、浅草で気になりながらも未訪問のままとなっていた、通称「ブクマ店」に立ち寄ることに

 

同じく新年会へ向かう友人と、一足早く合流し、向かった先は浅草ホッピー通り

・・・から中へと入り、演芸場へと向かう通り沿い

 

浅草演芸場を主戦場として、芸を極めてきた芸人さん達の看板が並ぶ通り

その中で、ひとつだけ「予約済み」とされている看板

そのひとつ先に構える、こちらのお店

 

通称、くじら屋とも呼ばれる

 

くじらの店「捕鯨船」にて、新年会前の前哨をあげるものとなりました。

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浅草名物ホッピー通り、に並ぶもう一つの名物、くじら屋こと捕鯨船を初訪問

今や浅草の観光名所、その1つとも呼ばれる程に知名度の高い捕鯨船

 

こちらのお店が通称「くじら屋」と呼ばれているのは、

ビートたけし作詞の歌「浅草キッド」内で歌われてる「くじら屋」が由来となります

 

ちなみに、お店の前にある「予約済み」の看板

これを予約しているのも、同じくビートたけしさん

 

照れ屋なたけしさんが

「飾るなら死んでからにしてくれ」

と伝えたらしく、今の段階では予約済みとして空けることにしたとのこと

※ ちなみに、これらの看板掲載を発案したのも、捕鯨船の店長さんのアイディアとか

 

そんな昭和の浅草、その歴史が様々詰った捕鯨船ですが、この日お店に着いたのは開店の10分前

まだシャッターも開いておらず、それを待つお客さんもいないことから、一旦コンビニへと向かい、再度お店へ戻ってくると・・・

ほんの僅かな時間に、シャッター待ちが5~6名に増加w

 

一瞬でも目を離した隙にお客が溢れるのだから、さすが日本が誇る観光名所、浅草

考えてみりゃ、すぐお隣ホッピー通りにだって、この時間にして多数のお客さんがいる訳ですしね

(ちなみに、この日はド平日の火曜日w)

他店で飲みながら時間を過ごし、くじら屋の開店に合わせて移動する、なんてのは誰もが考えそうな事です

 

僅かな隙間時間に列を作られ、その最後尾へ

シャッターが開くと同時に店内へと雪崩れ込む、千鳥足のお父さん達

 

その後ろから私たちもお店の中へ誘われ、カウンター席へ

早速お店のメニューについてですが、店名通りこちらはくじらのお店

 

一昔前と異なり、捕鯨に制限もあることから、下町ながらもお値段は高めとは言え、

他店では味わうことが出来ない、くじらの稀少部位を刺身始め様々な調理法で頂く事ができます

 

くじらと言えば、やはり外せないのは赤肉の刺身とベーコン、そして竜田揚げ

・・・と、オーダーしようとした矢先、一緒に訪れた友人からまさかの発言

 

「先々週からパーソナルトレーニングに通ってて、糖質&脂質の制限中」

とのことw

 

聞けば、この一週間で4キロ痩せ始めており、今は正にダイエットが楽しくて仕方ないタイミング

例え年に1度の浅草、初めての捕鯨船訪問であったとしても、その決意は固いらしく

・脂質は控える

・糖質は摂らない

この2点の決意は、固く守り通したいのだとか。

 

となれば、オーダーも赤身を中心とした脂質少なめに切り替えねばならず

(そもそも、この後に本チャンとなる新年会が控えているので)

 

まずつまみのオーダーについては、

・くじらの刺身MIX

・牛煮込み

・らっきょう

・冷や奴

をオーダーする事に

※ らっきょう&奴は、糖質制限中の友人によるオーダー

 

続いての飲み物ですが、

こちらはひとまず、瓶ビールから始め、後々ハイボールへとシフトしつつ、1時間程を過ごす予定を画策

あとは、調子に乗って新年会へと遅れないよう、時間との闘いに精を出していこうと思います。

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サインの多さは日本一!?な捕鯨船で頂く看板メニューの鯨 中でも鯨の肝は絶品のひと皿

ひとまずの注文を終え、まずはぐるっと店内をチェック

私たちと同じく、開店待ちをしていたお客さんがこぞって入店し、開店からわずか5分で、カウンター数席を残し満席

平日の17時とは到底思えない盛況ぶりですが、これもまた、浅草きっての人気店ならではということでしょう。

 

その人気ぶりを象徴するのは、お客さんだけでなく店内一面に描かれた

これら膨大な数の、著名人からの直筆サイン

※ これでもごく一部で、店内の壁至る所に様々なサインが多数

 

見ての通り、これらのサインは色紙に記されたものではなく、店内の壁に直接書かれたものばかり

つまりは、これらサインを残している著名人はすべて、自らお店に足を運んでサインを残した、ということでしょう

 

その数だけでも相当ながら、描かれている名前もビッグネームばかり

直筆で描かれた矢吹丈のちばてつや先生のサインに始まり、加山雄三のサインを見たのも、多分これが初

浅草に縁ある芸人さんはもちろん、古今東西様々な著名人が足を踏み入れてきた歴史をも感じさせます。

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そんな店内の様子に惚れ惚れしながらビールを頂いているところへ、

まず一品目となる、牛煮込みが登場

ホッピー通りを始め、浅草の居酒屋であればどこでも出しているであろう煮込み

どこのお店も看板メニューとしているだけあり、どこで頂いてもスベり知らずなおつまみでもあります

 

ここ捕鯨船で提供される煮込みの特徴は、脂の甘さ

使用している牛ホルモンの鮮度なのか、それとも素材なのか

甘さの決め手が何処にあるかは図らずも、脂の甘さが全体に染み出ており、それを吸い上げる豆腐までもが旨味の塊

 

ただ、脂質も相応に秘めた品となるため、糖質制限中の友人は豆腐とこんにゃくを担当

甘みを帯びた牛もつについては、私が責任を込めしっかり堪能させていただきました。

 

続く2品&3品目には、

こちら、らっきょうの甘酢漬けと

 

こちらの冷や奴が登場

 

糖質制限中につき、食べられるおつまみが限られる友人が頼んだ品となるのですが・・・

さすがの捕鯨船とはいえ、これら2品には最たる特徴はなし(笑)

まあどちらも白い食材なので、カロリー0っちゃ0なんですがね

 

そんな白い食材に囲まれたカウンター席へ、いよいよくじら屋らしい一品が登場

こちらが捕鯨船の看板メニュー、くじらの刺身(MIX)となります

同皿に盛られてきたのは、赤身と脂部分

脂部分がどこの部位のものかは未確認ですが、紅白2色のコントラストが美しいお刺身

 

これを頂く調味料には、

・わさび

・生姜

・にんにく

が、すべて醤油とともに、これもまたMIX状態で登場

 

店員さん曰く、個々の部位で調味料を変えるのもアリですが

すべてをMIXして食べるのもアリなんだとか

 

せっかくのお勧めということで、全ての薬味をMIXしつつ、まずは赤身から

まだ解凍仕立てとあってか冷たく、シャリッとした食感が残るものの、その身に臭みは無し

むしろ、牛刺しや馬肉のような品の良い赤身の旨味が感じられます

 

ただ、シャリッとした冷たさが、知覚過敏に響いてくることから、赤身はいったんお預け

続いて、脂の方を頂いてみると、これもまた馬肉でいうところのタテガミに良く似た味わい

牛や豚のような、こってりした味わいでは無いものの、脂特有の柔らかさを感じつつ、ほんのりとした甘みが味わえます

 

なかなか口にする機会のない鯨刺しにご満悦したところで、せっかくならば、と追加オーダーを

もう一品お願いしたのも鯨の中から、

今度は、肝臓の刺しをオーダーすることに

 

いわゆるレバ刺し的な立ち位置になるこちらの品

先ほどの赤身同様、まだ解凍しきっていないシャリシャリ感があるものの、レバーとしての旨味は格別の一言

臭みを全く感じないながら、旨味は強く、かといって癖も感じさせず、上等な鳥レバの様な濃厚さを兼ね備えています

 

当然レバ刺しだけに、こちらを浸けて頂く薬味はごま油&ニンニク

牛のレバ刺しがNGとなった昨今、それに代わる一品としては少々お値段が高く付きますが。その価格であっても納得できる、レバーらしい濃厚な旨味と食感が楽しめました。

 

各種つまみも個性的ではあるのですが、それに並び捕鯨船の「らしさ」を感じさせたのが

こちらのハイボール

 

そこまで入れるか?と言わずにはいられないほど、とにかく口切りいっぱいまで並々と注いでしまうのです

これをテーブル席まで運ぶとあっては至難の業ですが、ここは目の前のお客さんに提供するカウンター席

 

グラスを動かす間に、多少こぼれることがあっても、なんのその

カウンター席をお酒で濡らすことより、お客さんに少しでも多くお酒を注ぎたい

とするお店の良心が伝わってくるかのような、嬉しいサービスでもあります。

 

そんなお酒に気をよくしたものの、気づけば時計の針は18時15分

この後に控える新年会まで、残り時間15分となったところで、お会計をお願いすることに

 

まだまだ食べてみたいツマミは多数あるのですが、

・次がある

・友人は糖質制限中

との条件が重なったことから、今日のところはここまでにて断念

 

後ろ髪引かれる思いではありましたが、昭和の原風景が残る店内

長い歴史の中、多くのお客さんに愛され、そして今もまだ愛され続けるお店の空気感をしかと堪能するものとなりました

次の機会には是非、竜田揚げをはじめとする鯨三昧を端野したい限りです。

 

捕鯨船

■ ほげいせん

■ 住所:東京都台東区浅草2-4-3

■ 営業時間:17:00~22:00(土・日・祝は16:00~)

■ 定休日:木曜日

 

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